BLOG

子どもの体感時間は大人の6倍!?…「待ってて」がわからない理由

子どもの体感時間は大人の6倍!?…「待ってて」がわからない理由

【子どもの体感時間は大人の6倍!?】

…「待ってて」がわからない理由

「ちょっと待ってて」

「少しそこにいて」

「早くしなさい」

「急いで!」

言いがちな言葉ではありませんか?

私は、かなり言ってしまいます…反省。

子どもの時間に対する感覚は

大人の6倍の長さなのです。

“ちょっと待ってて”と

10分待つこと =「1時間以上待つ」という事

つまり同じ「1年」「1日」「1時間」でも

子どもにとっては想像できないほど

遠い時間のようなのです。

なんで待てないの?

何回言えばわかるの?

ではなく、

こどもにとって10分待つことは1時間以上

待たされることなんだと考えれば

待てずにぐずってしまう気持ちも

よくわかるはずです。

約束の時間に1時間以上来ない友人に

ねぇまだ?待ってられない、と

思ってしまうのも当然ですよね。

“早くして!” “急いで!”が

伝わらないのも同じ。

「10分しかない」時間は

「1時間以上もある」という感覚

そう考えれば急ぐ必要もないことを

大人がわかってあげられそうですよね。

体感時間が大人に比べてとても長く

この先の “未来”  という時間軸が

定まっていない子供にとっては

“いま”  がすべて。

「いま」より

後のことはすべて「あした」や「あとで」ですし

前のことはすべて「きのう」や「さっき」

そのくらい大まかだと捉えておきましょう。

しかし、親がタイムキーパーになり

時間を管理していく方法を

少しずつ教えなければ

教えていかなければなりません。

時間軸を身につけるには

“人によって基準がかわる表現”

は控えます。

“はやく”  どのくらい?

“あと少し” どのくらい?

“ちょっと” どのくらい?

“急いで”  どのくらい?

ではなく、

“1回でおしまい”

“あと1つ食べたら”

“食べ終わったら行きます”

“急いでるから今、靴を履きます”

と誰が聞いてもわかる表現を。

長女はこの表現方法を繰り返した結果

3歳から時計に興味を持ちはじめ

「長針が6(30分)にきたら終わり」

「長針が12(0分)に家を出る時間」

がわかるようになりました。

理解出来ても実際その時間通りに

逆算して動けるかはまた別問題ですが💦

切り上げるタイミングは、

この方法で解決しました◎

この方法のメリットは、

体感でこのくらいが10分なんだな

このくらいの早さで30分なんだなと

身体の感覚で時間を把握できること。

早く!早く!

急いで!急いで!と伝えても

10分の時間のスピードを体験していなければ

子供にとっての10分は、

いつまでも1時間以上であるということ。

子どもだった私も「大人の時間軸」

になれることによって

ついついこどもにもそれを強要しがち。

こどもには「こどもの時間軸」

があることを忘れず。

「大人の6倍濃密な時間を生きている」

それが子どもだと言うことを

忘れないようにしたいと思います。