【安心感の中にいること】
実家での生活がスタートしてから
初めて残業をして
いつもより30分帰宅時間が
遅くなることがありました。
車を走らせながら
『暗くなっちゃったな』
『遅くなっちゃったな』
『みんなご飯食べたかな』
なんて考えていました。
後ろ座席では長女が疲れ切って
ウトウト…
ひとりでこんなことを考えていました。
夫と生活していた時、
10分でも20分でも帰宅時間が遅いと
《あぁ怒られるなぁ》
《なんて言われるかなぁ》
《なんて答えよう…》
《急いでご飯作らないとなぁ》
《怒ってるかなぁ》
《もぅメシいらないって言われるかなぁ》
《このあと子どもたちスムーズに動いてくれるかなぁ》
《どうか困らせないでね》
《どうか泣かないでね》
《どうかご飯をスムーズに用意させてね》
帰りの車の中で考える
わたしの頭の中は
こんな感じでした。
帰り道からすでに
夫からのプレッシャーで
頭がいっぱい。
そんなふうだったなぁ、と思い出しました。
この日はそんな感情とは全く違って、
頭の中はストレスゼロでした。
仕事までに事前に自分で用意しておいた
作り置きもあったし、
コレとコレだけ作ってねと
母にお願いしてあったし、
なにより、
絶対責められたりしないという
安心感があったから。
帰宅すると玄関まで来てくれた母と父と
食事中だった祖母が、
《お帰りー!待ってたよ!》
《遅かったね!心配したよ。》
《お風呂できてるからね。先に入っちゃいなー!》
《EmiちゃんYuiちゃんよく帰ってきたねー!》
《あらあら子どもたち疲れたでしょう。
早くご飯食べて寝ようね。》
《今日は遅かったね!どうしたの?》
と迎え入れてくれた。
優しくされたいなら自分が優しくしなさい
愛されたいならまずは自分が愛しなさい。
という言葉をよく聞くから
結婚生活でも
“おはよう””頂きます”
“いってらっしゃい”
“おかえり””ごちそうさま””おやすみ”
の挨拶は大事にしてきたつもりだけど、
こんな言葉で迎え入れてくれることなんて
無かったし、
返事すらない時の方が多かった。
いまは、母や父や祖母の
あたたかい言葉で迎え入れてもらえて
本当に幸せだと思ったし、
欲しかった言葉
聞きたかった言葉を
ぜんぶもらって、
わたしの心は満たされています。
娘たちには
家族ってこうやって温かい言葉を
かけあうものなんだよ。
自分をまるっとぜーんぶ
受け入れてくれるものなんだよ。
ママはいま安心感で
満たされているよ。
というメッセージが
伝われば良いと思っています。