【会話に隠れた省略や思い込みを紐解くこと】
「わたしにはできっこない。」
「あの人は分かってくれないに決まっている」
そう思って諦めたことはありませんか?
人は無意識に思い込みで
話をすることがあります。
「〇〇はひどい人だ」と聞いたとします。
ですがこの文章にはいったい
何がどうひどいのかは見えてきません。
具体的な要素がないからです。
「あなたにはどうせわからない。」
この文章も
どうわからないのか、
なぜわからないのか、
何をもってそうなのか、
なにひとつわかりません。
このように親しい人同士の会話では
言葉が省略されがち。
近しい人だから “なんとなく”
言いたいことがわかったりしますが、
“なんとなく” は誤解を招きます。
この “なんとなく” から生じる
ミスコミュニケーションを防ぐには
話の中で省略されている部分が何かを
質問で確認することが大切です。
「わたしにはできっこない。」
「あの人は分かってくれないに決まっている」
自分で因果関係をつくったり
憶測で決め付けていたりしたら、
「どうしてそう思うの?」
「誰が決めたの?」
と事実を一つずつ質問で確認していきます。
質問をしていくうちに
自分の思い込みが必ずしも事実ではないことに
あなたは気づきます。
「みんなが」
「いつも」
「絶対に」
「どうせ」
という言葉が出てきたら、
『誰がそう言ったの?』
『いつそんなことがあったの』
『本当に?』
『それは誰の体験?』
と質問してみてください。
自分の頭の中にできた世界を現実に照らすことで
無意識のうちに作り上げた鎖が解けていきますよ。