【我が子の体質、知っていますか?】
〜うんちは健康の指標〜
突然ですが、質問です。
我が子の体質をどれだけ把握していますか?
【体質】
からだの性質。
遺伝的素因と環境要因との
相互作用によって形成される、
個人の総合的な性質。
と定義されています。
そう、我が子のからだの性質を
きちんと把握していますか?
ということです。
わたしは、並々ならぬ思いを持って、
子どもたちの食生活に気を配っているのですが、
そこには大きなきっかけがありました。
現在4歳の長女。
彼女は#生後1ヶ月 から
うんちが自分で出せなかったのです。
【排便】というのは
『食事』
①摂取・咀嚼
『胃・結腸反射』
②消化→③吸収→④反射により食べ物が腸に移動する
『排便反射』
⑤腸に降りてきた便を送り出す動きが活発に
『大脳へ伝達』
⑥便を出す信号
『大脳からGOサイン』
⑦便を出して良いよという指令のもと
腹筋や肛門括約筋が動いて排便に至る
わけですが、
赤ちゃんだった長女の腹筋が
未熟なのは当たり前だし、
自然と長女が口にしている母乳の質が悪いのでは?
という考えに至りました。
そこから毎日、毎日、
浣腸で出してあげる日々。
自分で排便できたのは
指で数えられるくらいです。
2歳まではこんな感じで、
処方された薬を内服をしてみたり、
漢方をつかってみたり、
グリセリン浣腸で無理やりだしてみたり。
長女は教科書通り
5ヶ月で離乳食をはじめましたし、
1歳1ヶ月で卒乳しました。
それが、正しいと思っていたし、
思い込んでいました。
なんの疑問を抱きませんでした。
わたしの食事改善はもちろん、
お腹のマッサージも毎日していました。
排便に苦しむ娘を見て処置をするたびに
どうかどうか自分で気持ちよくうんちを出させてあげたい。
と願っていました。
それから大きなきっかけになったのは
【玄米菜食】との出会いです。
長女が2歳半を過ぎた頃
SNSをきっかけにそのような
食事方法をとる人がいることを知ってから
わたしたちも取り入れました。
2歳半から食事内容をガラッと変更。
よくある、栄養バランスはただの情報です。
日本人の身体にあった、
その人個人にあった食事を求めることが大切。
朝は玄米ごはんに、お味噌汁、果物。
昼は玄米ごはんに、お味噌汁、副菜。
夜は玄米ごはんに、お味噌汁、メインと副菜。
本人が食べたくない時は食べさせません。
食べたい時に、食べられるだけ、
ただし味噌汁だけは絶対食べさせました。
麹をつかったメニューや調味料、
発酵食品を多く摂らせました。
出したうんちは全部、毎回、
写真に残して観察しました。
なにを消化していて、なにが残っているか
どんな色か、どんな匂いか。
形状や質も。どんな小さなことでも
すべて、記録に残しました。
2歳半からそんな生活を続けていましたが、
この食生活を変えている最中は地獄でした。
排便に恐怖を感じる長女は、
浣腸を嫌がり、
自分で排便したがります。
毎日の浣腸はやめ、
本人のペースを待ちましたが、
出さないと1週間に1度しか出ません。
便意を感じてから
排便に至るまで、およそ1時間。
泣き続けながら、嫌だ嫌だと言いながら
うんちを出す姿がとても辛かったです。
そんな長女の身体を
自分の身体かと思うくらい観察し続けました。
《我が家の体質を把握すること》は
365日、1日中、24時間我が家の身体の動き、
食べているもの、心が感じているものに
気を配ることでした。
当時長女は4歳です。
来年度から幼稚園に入園します。
という時期。
集団生活をはじめる前に、
自力でうんちを出せるように、
《排便の自立》を目指していました。
現在は…というと、
お米は発芽玄米入りの雑穀米、
野菜たっぷりお味噌汁、
お肉を抜いた魚や野菜がメインの料理、
その時食べたい果物。
という基本の食生活をしていて、
嗜好品にパンなどの小麦粉製品。
豆乳ヨーグルトを食べています。
朝は本人の思いのままに軽く。
水分だけの日、果物だけの日、
しっかり食べる日。
たまにご褒美感覚でパンを与えています。
昼はかなりしっかり食べる子です。
夜は好き嫌いがないというか、
野菜しか出してきていないので
出されたメニューは一通り手を伸ばし
食べ切れるなら食べ切る。
食べきれなくてもOK。
ストレスを溜めないように
時間で縛らないこと、
活動に制限をかけない時間の確保。
外で思い切り走る時間の確保。
時間がかかっても
3歳からトイレで排便しますが、
今でも《うんちが自分で出せたこと》
それだけを思い切り家族みんなで
祝福しています。
彼女の性格や身体の性質を把握すること、
4年間、毎日、毎日
彼女の身体の把握を全力でしてきました。
人の健康は【うんち】で
だいたいわかります。
これは、観察しつづけた人でないと
実感できないことです。
食べたもの、食べてきたもの、
長期間で構築された腸内環境
深くあるメンタルの影響。
それらをトータルで観察した時、
うんちの質がまったく違うことが
実感できます。
これは、本当に面白いんです!!
日本人の元々の身体の質もそうだけれど
個人の総合的な性質を把握することは
生きる武器になります。
身体の調子を知ることは
これからの人生を制することだと
思っています。
すべては健康な身体が資本です。
いくら頭がよくても
いくら良い学校に入ることができても
いくら才能があって発揮したくても
財力を持っていても
大きな仕事を任されていても
健康でいられる身体がなければ
何もなし得ることができないから。
まずは簡単に
我が子のうんちはどうかな?
なにを食べてどんなうんちが出たかな?
どんな食生活があっているかな?
なにを食べたがっているかな?
と疑問を持ちながら
観察してみてください。