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ウソつかない声かけってあるの?

【ウソつかない声かけってあるの?】

〜どうして?って聞かないことも愛情〜

以前、子どものウソにどう付き合うか?

という投稿をしました。

今回は、子どもにウソをつかせない

予防策を考えてみましょう!

まずは子どもへの質問から。

聞いていて気持ち良いのはどちらでしょう?

A:ねぇ、本返したの?本当に?

 じゃあなんでまだここにあるの?

B:借りてきた本が期限切れになっているよ?

A:聞いたわよ。テストの点数どうだったの?

 ウソついてもバレるわよ。

B:先生からテストの点数が悪かったと聞いて、

 心配になったわ。

やりがちなのはAではありませんか?

しかし、子どもがウソをつく必要のない

声かけはBですね!

子どもを追い詰める質問や声かけは、

子どもにウソをつかせてしまうのです。

ウソをつく必要のないように

事実に合わせた事を言うだけで良いのですね。

2つめに『どうして?』という質問は避けましょう。

どうして?自体は質問文だけれど

いまでは批判的な言葉として扱っている場面が多いです。

子ども含め、現代の人にとって『どうして?』は

不承認、失望、不満を表す言葉になりつつありますね。

『どうしてそんなことしたの?』という文章には

『どうしてそんなことしちゃったの?』

『なにしてくれたのよ!』

という意味が含まれていることがほとんど。

『どうして起きられないの?』

『どうしてこぼすの?』

『どうしてそんなにだらしないの?』

『どうして口を閉じてられないの?』

これでは子どもが言い訳をするようになります。

自分を守るためにウソが必要になりますね。

どうして?は使わずに話してみよう。

『どうしたら早く起きられると思う?』

『きちんと整理するために何が出来る?』

『あなたが遅れると心配なの』

『あなたにはいろいろな思いがあるのね!』

このような声かけは子どもが素直に返答できるのです。

責めることはせずに、

事実だけを柔らかく表現してみましょう。