【母をみて小さい頃のわたしは歯痒くなった】
タイトルのとおり。
わたしは小学生の時に母を見て歯痒くなった。
わたしは生後8ヶ月から保育園児だった。
母とは夜空に浮かぶ星を見ながら家に帰った記憶。
母がいない日には父が運転する車で帰り、
母の帰りを待った。
日曜日のサザエさんはほとんど父と2人で観た。
母が働くアパレルブランドのバックヤードで
洋服に埋もれながら遊んでいた記憶。
母の休日には表参道で過ごすことが多かった。
でもあまり母の笑顔は覚えていない。
小学生になると母は専業主婦になった。
そこで家族の形が変わった。
母と過ごす時間が多くなり、
母がどんな人間なのか考える子どもになった。
おやつはだいたい手作りで
友達を家に呼べば、
パーティーかのように楽しませてくれた。
とても自慢の母だったけれど、
母が、じぶんのために生きている感じはしなかった。
小学校でも
中学校でも母は役員をやり
学校内で会えることはわたしの安心材料だったけれど、
やっぱりじぶんのために生きている感じはしなかった。
中学生になったときわたしはようやく
母に言えた。
『お母さん、好きなことがあるならやってみたら?』
『じぶんのために学んだらいい。』
やっと言えた。
そこから20年弱、その時の言葉がきっかけで
母は独学で語学を習得した。
今では会話ができる、本が読める
作文が書けるくらいになった。
あの時の言葉が今でも生きていると思うと嬉しいし、
母のやりたいことに気づいてあげられてよかった。
子どもは、
お母さんが笑っていても怒っていても
一生懸命であることを知っています。
子どもは、
お父さんが黙っていても
家族を想っていることを知っています。
子どもは親をよく見ている。
あなたは幼い頃
親の姿にはがゆく想ったことはありませんか?
こどもは大人が思っている以上に
親を喜ばせたくて一生懸命。
だから、夫婦で笑い合う姿や
親子で見つめ会う時間を大切にできる
親でいたいですね。
そして、
子どもと同じくらい
じぶんの幸せを噛み締めましょう。
結局はそれが子どもの幸せになり
こどもが本当に見たい親の姿だと思うのです。
あなたの親はどんな親でしたか?
みなさんはどんな親になりますか?