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私、母親になれない。子どもが子どもを産んだみたいだった。

私、母親になれない。子どもが子どもを産んだみたいだった。

【私、母親になれない。】

~ 子どもが子どもを産んだみたいだった。 ~

長女の母になれないわたし。

子どもが子どもを産む感覚だった。

まさか、

妊娠するなんて思ってもいなかった。

これから看護師として経験をさらに

積んでいくんだ、

わたしも、父も母もそう思ってた。

だけど、わたしはちゃんと妊娠できる身体で

当時のわたしは、浅はかな考えで妊娠したんだ。

両親のあいさつ、急な引っ越し。

突然、彼氏が夫になる。

だんだんと膨らんでいくお腹。

つわりとも付き合い、

日々変わっていく身体と

それでも変わらず仕事に行く毎日。

産婦人科に行くと周りは、

子連れのお母さん。

旦那さんに付き添われているママ。

見た目ができあがっている年上のママさん。

わたしはなんて子どもなんだろう、、、

と思いながら待合室にいた。

長女を出産したばかりのわたしの写真は

子どもが子どもを抱っこしてるようだった。

それから今まで、長女に関しては、

《子育て》をしている感覚が全くない。

わたしの子育ては、

2人目の妊娠から始まっていたのかもしれないって思う。

次女が生まれてやっと

“わたしは母としてこうありたい”

“子どもたちに伝えたいこと”

わたしの子育てのこだわり・方針が定まってきた。

もしかしたら、長女とはこれからも

親子という感覚ではないのかもしれない。

彼女は、

わたしからの愛情を存分に受け取りたい生き物だし、

わたしの心の疲れや乱れを素直に表すバロメーターだし、

わたしってなんだろう?

どういう存在なんだろう?を追いかけ

五感を使って感じる存在。

わたしの不安定な時期を

お腹の中で過ごした長女は、

わたしの不安な心を全部知っている存在。

だから良くも悪くもわたしを投影するし、

わたしの気持ちに応えようともする。

こんな小さな身体で

お母さんになりきれないわたしの

そばにいてくれてありがとうっって思う。

どうしたらいいかわからず泣いた日々や

あなたを育てられる自信がないと部屋にこもった日々。

すべて改善・解決するために

一生懸命勉強しようと思わせてくれたのも

長女のおかげ。

育児は《子育てするもの》ではなく、

どうしたら《わたしとあなたの人生が楽しくなるか》

を考えるための時間。

ここを忘れそうになると

いつも長女は泣いて暴れて、教えてくれる。

ママ、違うよ!

えみかはママと楽しく生きるために生まれたんだよ!

って教えてくれる小さなパートナー。

子育てに自信はいらないみたい。

ただひたすら我が子と楽しい時間を

過ごせれば、健やかに育つんだって。

あなたにとって《我が子》は

どんな存在ですか?