【日本人は本当に同調圧力が強いのか】
~同調圧力が強いは錯覚かもしれない~
七五三のお祝いの席で
マスクをしないわたしに父がこう言いました。
『恥ずかしいからマスクしなさい。』
マスクの効果などは置いておいて、
感染対策の一環であるマスクをしないわたしに
『感染するかもしれないからマスクをしなさい。』
なら百歩譲って受け入れるとしても
『恥ずかしいからマスクをしなさい。』という言い分には
一生同意できないと思った。
流行感染症や感染対策のおかげで
【日本は同調圧力が強い】
ということが明るみになったわけですが、
本当にそうでしょうか。
アメリカの心理学者アッシュ氏がある実験をした。
結果、
アメリカ人の同調率は・37%
日本人の同調率は・・・25%
なんと、アメリカ人よりも低い数字になりました。
一つの実験で結果を確定するのは、
不確かですが、そもそも日本人はそこまで
同調圧力の強い民族ではないという結果が出ているようです。
なのになぜこんなにも同調圧力が議論されるのか。
それこそ父の言った『恥ずかしいから』
というこの言葉が良い例です。
みんなと同じ行動をしていれば問題ない。
そこに個我の確立がなく、
集団の中でもたれあう方が楽である。と言う
ある時期から停滞している思想があるのではないか。
それがいかにも他者を思う
気持ちがあるように振る舞うけれど、
ただ、
わたしはこうしたい。
わたしはこれは納得がいかない。
これはおかしいことだと思う。
と言えないことを
【日本は同調圧力が強いしね〜】
【日本人の性質だよね〜】
この言葉で解決している部分があるのでは?
根本的な理由は、
【同調圧力の強い日本】ではなく、
物事の本質を捉え、
じぶんから出た答えを持って
行動するものがどんどん減っている。
【マスクをしないと〇〇だ】
同調圧力でもなんでもない、
ただ物事に疑問を抱かない人が、
多数いるだけ。
とわたしは考えています。