【ざっと頸がん8年コロナ3年】
厚生労働省が、
約8年以上中止していた子宮頸がんのワクチンの
摂取推奨を再開すると判断した。
日本での子宮頸がん(HPV)ワクチン接種は、
2009年12月に開始され
2013年に定期接種になった。
性交渉をするまえに接種し、
ヒトパピローマウイルス感染症を防ぐことを
目的とされているが、
接種から数年経つと有害事象の声が増えたため、
国は一旦、推奨することを中止した。
【子宮頸がんワクチン推奨の再開】は、
ニュースでも大きく取り上げられました。
WHOは2018年に
“子宮頸がんの撲滅を目指す”としており
世界でも100以上の国で接種される。
そして、100種類あるHPVのうち
9つの型への感染を予防すると言われる9価ワクチンが
男児にも接種させるという政策が進んでいる。
しかし、性的接触によって感染する
発がんに関わる15種のウイルスは、
性交経験のある人の8割が
一生に一度は感染しているのだ。
そのウイルスは感染しても
2年ほどで自然に排出されるし、
数十年にわたって持続的に感染した場合の
一部が病変につながるので
その確率はごくわずかなだと考えられる。
その事実を踏まえ、
あれだけ副作用を自覚する人がいる一方
他国では実際に子宮頸がんで亡くなる人の数が、
減少するデータも出ているので
国民は両側面のリスクマネジメントを
しなければならない。
(ワクチンにそもそも何が入っているか
というお話は一旦、置いておく)
これだけ日本の女児の未来を揺るがした
子宮頸がんワクチンの中止から8年で推奨再開。
【大丈夫なの?】【心配だよね】
という声が当然多くなるだろう。
ここで、ひとつ聞いて良いでしょうか。
コロナワクチンは新型感染症といいつつ
1年たらずでワクチン接種を推奨されたが、
ここについては何の心配もリスクもありませんか。
その心配やリスクに勝るほどの
効果があるものだろうか。
通常ワクチンの開発には
10年〜15年かかるといわれている。
研究開発から、治験データを取り、
そこに基づいた内容で
厚生労働省が審査判断をしているが、
この過程がたった1年でかなうと思うだろうか。
問題は、【接種するかしないか】を判断するのに
十分な情報材料が提示されていないこと。
そして、その情報を
国民が受け取りに行こうとしないその姿勢。
もしも国民が、それほど厳しい目を持っていたら、
国は提示せずにはいられないだろう。
科学者の意見と国からの情報提示、
そして国民の姿勢がそろったときに
初めて【接種するかしないか】の議論ができ
選択できる条件が揃うのではないかと思う。