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皮脂の役割おしえます。

皮脂の役割おしえます。

【毎日ちゃんとゴシゴシしてる?】

~皮脂の役割おしえます~

こどもたちとのお風呂は、

疲れるけれど、

良いコミュニケーションの場でもあります。

我が家は毎日、お風呂に入りますが、

洗剤でからだを洗うのは数日に1回。

ほとんど湯洗いのみです。

厳密にいえば、泡で洗うか洗わないかは、

本人たちのの感覚で決めています。

子どもは代謝がいいですし、

よく動き、よく汗もかきます。

しかし毎日洗剤でごしごしする必要は、

あるのでしょうか?

ここまでで汚い!と思う方はぜひ

投稿を読むことをおやめくださいね。

お肌の構造を見てみましょう。

外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」と構成。

このうち「表皮」は、

皮膚のうるおいを保つための

皮膚バリア機能を持っているのです。

【皮脂】

皮膚を包み込む膜のような役割。

【角質細胞間脂質】

角質どうしの間を埋める脂。

水分を逃さないようにする役割。

【保湿因子】

角質層にあって水分を捕まえて

離さないような性質を持つ。

この3つのおかげでわたしたちの肌は、

このバリア機能が働くことで

弾力と潤いを保ち、

外部の刺激から身を守っているのです。

では、からだの味方をするはずの

皮脂たちを毎日

洗剤で洗い流していたらどうでしょう?

想像通り、水分が抜けるきっかけを

毎日作っているのだから当然お肌の水分を失います。

冬場は湯船の温度を熱くしがちなので、

さらに乾燥はすすみます。

洗っている洗剤の成分がなにであれ

毎日ごしごしするほど

わたしたちは汚れていません。

外側についている大きな汚れをシャワーで流し

湯船でいらぬ皮脂を浮かせるだけで

実は不要な皮脂成分はちゃんと落ちるのです。

特に赤ちゃん〜思春期前までは

皮脂の分泌量が下がるので

過剰に洗う必要はありません。

身体が必要な分の皮脂を

お肌を守るために出している、と

思ってもいいかもしれませんね。