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お母さん役の人気がなくなった理由。

お母さん役の人気がなくなった理由。

【お母さん役のいないお母さんごっこの理由】

だれもが経験のあるお母さんごっこ。

おともだちと楽しくお母さんごっこしましたよね?

そのおかあさんごっこがいま変化しつつあります。

👧お母さんごっこしよう〜?

👧いいよいいよ!

👧わたし〇〇役がいい〜!

なんの役が人気だと思いますか?

【ペット】と【赤ちゃん】です。

これもありです。

ただよく考えるとどうだろう?

わたしたちが子どものころ

お母さん役が2・3人できてしまうほど

お母さん役は人気だったと思いませんか?

無条件に可愛がってもらえる

ペットや赤ちゃんになりたがるのです。

お母さん役はどうしているか?というと

子どもたちに指示をして、

口うるさく怒っているような演技が多い。

一方、お父さん役はというと

寝そべってダラダラする演技から始まり

お母さん役に怒られるのです。

この様子を見て思うのは、

家庭内でお父さんの存在が希薄だということ

お母さんは口うるさく注意する存在だと

子どもたちにはそう映っているのではないかと感じる。

ごっこ遊びこそ

幼児期の遊びには心の発育にも関係する

大切な遊びのひとつですが、

そのごっこ遊びひとつとっても

家庭での【お母さんの在り方】が見えてくる時代になったと思います。

なぜなら、

子どもの心の自立には

子どものうちに依存と反抗を十分に経験することですが、

ごっこ遊びでペット役や赤ちゃん役に

人気が集まるということは、

まだまだお世話をしてくれる人へ依存したい

まだまだ反抗的な一面を満喫したい

という思いがあるからと言えます。

ただただ可愛がられるペット役に

人気が集まるということは

それだけ『甘える』『可愛がられる』ということに

憧れを持っているからではないかと。

現代は外でも家庭内でも

約束ごとや決まりごとがいっぱいで

『父性性』に溢れています。

ですが、家庭の中だけは

『母性性』が溢れる雰囲気づくりをしたいものです。

お母さんは

安心できる心の基地。

無条件に可愛がられたいからペット役になりたい。

そんな無意識の子どもたちの様子に

わたしたち大人は気づかなければなりません。

じぶんの人生を生きられる女性が増えたら

こどもたちが受ける印象も変わるかもしれません。

『お母さん役』がまた人気になることを願いつつ

わたしは今日も子どもたちに幸せな姿を

みせたいと思います。