【ちゃんとノート取ってきなさい】
~人生を左右するノートの取り方~
ちゃんとノート書いてきて!
世のお母さん方。
いってしまったことありませんか?
わたしも言われました。
ですが、ノートをとることの目的はメモ。
思い出すための『語録集』程度と思いましょう。
大人の言う、
『ちゃんとノートをとってきて!』
・・・『ちゃんと』ってなに?
『ノートをちゃんととってきて』
と言われたお子さんはどうなるでしょう?
黒板に書かれた文字を
『ちゃんと』写してきます。
正解を『ちゃんと』書いてきます。
あとからお母さんが読んでもわかるように
『ちゃんと』綺麗に書いてきます。
結果、『ちゃんと』書こうとする子どもの
授業態度はどうなるのでしょう?
①目が黒板とノートを行き来しますね。
②ちゃんと書いた証拠を残そうとカラフルになりますね。
③ペンをとっかえひっかえ丁寧に描きますね。
④ノートの見た目に意識が向きます。
考えましたか?
どこでどうなってこうなったか、
過程の話をきいていましたか?
なにかを学ぶときに大切なのは、
【考える力】と【聞く力】ですね。
そうです。
授業でひつようなのは
その授業でなにを聞き、
どんな感覚でどう考えたか。
ときにはこんなことも。
『外が嵐の中、アルコールランプの実験をして怖かった』
『好きな子がみているのに数式を解けなくて悔しかった』
『雪が降ってきたからわくわくして音読どころじゃなかった』
わたしたち大人も記憶にありませんか?
これも立派なメモ書きです。
授業中に受けた【躍動感のある体験】を残します。
その綺麗に書き留めたノートは
親に証拠を見せるためではありません。
ともだちにお披露目するためのノートではありません。
どこかに提出するものでもありません。
見返したときに
じぶんの記憶をよみがえらせるものなんですね。
じぶんしか読めない字でOK
じぶんしか解読できない書き方でOK
どこでつまづき、
どこがすんなり解けて理解ができたのか
どこで感動したのか
どこで楽しい!と思ったのか
これを残すためのものがノートと思いましょう。
これもNG❌
帰ってから綺麗に清書する!
清書した場合、
綺麗な文字に整頓されたノートを振り返っても
授業で受けた感動や衝撃、
悩んだ記憶、達成感を感じた記憶は
よみがえりません。
メモ書き程度に残しておいたノートこそ
そのシチュエーションが記憶に残っているので
『あ〜!このときこう考えたんだった!』と
思い出せるわけです。
大人の勉強も同じです。
学びたいことがあるなら、
本のようにノートにまとめるよりも
体験・感動することを思い出せるくらいのメモ書きを増やすこと!
★わたしはこう思った!
★わたしはこうしたい!
★わたしならこうする!
★この知識はこう言う人に伝えたい!
★これはぜひみんなに知らせたい!
講座をききながら
こんなメモを多く残すのです。
振り返ったときにそれが
行動のタネになります。
学んだことを飲み込んで、
自分の言葉にしたらそれはもうわたしのもの。
ノートは【感動ノート】
学校で何をみてどう感じたかお母さんに教えてね!
それをノートに書いてきて。
感動ノートだよ。
学校の授業が辛い子もこれなら楽しいですね。