【オキシトシン審判に備えてパパができること】
幸せホルモンのオキシトシン。
妊娠・出産すると
一気に増えるホルモンですが、
このオキシトシンが
どんな働きをするかということを
男性は知っておかなければ
産後の関係は大変でしょう。
オキシトシンは育児をする上で
愛情ホルモンとして作用します。
我が子を愛しいと想うホルモンですね。
しかし、このホルモンを敵に回した男性は、
『仲間の輪』にいれてもらえないのです。
実はオキシトシンが
産後にどのような結果をもたらすかどうかは
妊娠中から始まっています。
オキシトシンには、
『排他的』になる一面が有ります。
排他的=
異質的なものをグループから排除しようとすること
つまり仲間とはより仲良くなるが、
そうでない人には攻撃的になるのです。
本能として考えると自然ですね。
我が子を守ることがミッションになりますから。
ただこれ、
一度グループから外されてしまうと
後から仲間に入ることは難しいと言われています。
一度、仲間から除外されると
オキシトシンの作用が落ち着くまで
ひたすら待つしかありません。
(しかもおよそ2年以上です)
ですから
子どもが生まれる前から
育児は始まっているのですね。
お母さんのオキシトシンが作用するまえから
『仲間の輪』に入っていないと
お父さんの子育てはかなり大変になります。
具体的にはこんなことをしましょう。
◎いつでも目の前に赤ちゃんがいること前提の会話をする。
◎毎日奥さんのお腹に触れる。
◎妊婦健診に同行する。
そして、生まれた瞬間から
赤ちゃんの世話すべてに関わりましょう。
生まれる前から
お母さんが行う
オキシトシン審判に認められるように
手筈を整えておくことが、
お父さんの育児のスタートです。
もし、この作戦が失敗しても
決して奥さんを責めることはできません。
お母さんに起こる作用は
動物として真っ当な行動ですから。
防衛本能から生まれる自然な恐怖のもと
とっている行動です。
あんなに可愛らしかった
彼女が、身体を張って、
守ろうとしていることに
大きな感謝を抱いてくださいね。