【苦しいからって言えなかったんだ】
春休みの預かり保育のお迎えから
長女に異変を感じた。
情緒が乱れがちなのは、
長女の性質でもあるけれど
帰りの車で汗を流すほど泣いた長女。
彼女の心を開いたのは
お風呂の時間でした。
わたしは気づいていたけれど
彼女の口から出てくるまで待って
ようやく出た言葉。
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『マスクは苦しいからしたくない
それが言えなかったの。』
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入園前から園長先生と付けてきたお話。
第5波の時にもお手紙で意思を伝えていたので
今までも尊重いただいていたことでした。
幼稚園の対応にとても感謝をしていたが、
突然、
『みんながつけて欲しいと言っているのでつけて』
と言われた時に
断ることができずとても悔しかったと長女は言った。
『これからどうする?』とわたしからの問いに
彼女は、こう言った。
『苦しいの我慢して
マスクをつけなければならないなら
幼稚園には行かない』と。
わたしはデメリットも伝える。
・幼稚園の中でともだちと遊べなくなること
・幼稚園の行事に参加ができないこと
・昼間、家で過ごすことになること
・転園を今すぐにはできないこと
母子家庭の我が家、
わたしの父が家の大黒柱であることを知っているのか。
わたしの知らないところで
長女は父にも幼稚園をやめることを説明してきたと。
じぶんの意思を
言葉にできなかった悔しさ。
伝わらないもどかしさ。
認められないさみしさ。
どれだけ苦しかっただろうと思う。
マスクによる苦しさより、
心がキューッとなる苦しさを
5歳でこんなふうに体験するとは。。。
良い経験だね。
でも、若者の自殺者が増えていること
学校に行かないことを選択する子どもが増えている
その数字は、
ぼくたちわたしたちは
心の苦しみを味わっているよ、を
子どもたちが表しているのだと思う。
あなたならどんな会話を我が子としますか?
どんな判断をしますか?
どんなアクションを起こしますか?
ぜひこの現状を引き起こしている大人
ひとりひとりに聞いてみたいって思う。