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新薬を使う覚悟はできているのか?

新薬を使う覚悟はできているのか?

【新薬をつかう覚悟はできていますか】

患者様が言います。

『薬を飲んだら顔面が痺れてきました』

『薬を飲み始めてから不正出血が続いています』

毎日のように新薬の開発は進んでいます。

大流行している感染症でも

さまざまな製薬会社から新薬が発表されています。

あなたは、

あなたの大事な人は、

新薬を使う覚悟はできていますか?

妊活中の女性がコロナ患者になり、

新しい薬が処方されました。

彼女はお薬が処方されされたとき

あまりの具合の悪さに

横になっていたようです。

医師からは

妊娠中の女性、または妊娠しているかもしれない方は

この新しい薬は使えないことの説明があったそうですが、

処方を受けたのは夫。

医師とのやり取りでは

妊活中であったことは伝えていませんでした。

副作用のことなどは考えず、

女性はあまりのしんどさに内服する。

その後、顔面に神経痛を感じ、

不正出血が続いたのでわたしたちのもとへ電話をしてきました。

よく見ると薬の袋に

同意書が同封されていたことに気づいたそうです。

そのとき初めて彼女は

薬の効果・効能・副作用についての説明を目にし、

ネットで調べたそうです。

新薬が処方される患者は、

・高齢者であること

・持病があること

・咳などの症状がひとつでもあること

これらに該当するかどうかで変わってきます。

彼女は思いました。

『わたしどこに該当するのだろうか』

『同意書が必要なほど責任のある薬なんだ』と。

不正出血の理由が彼女も気になります。

子宮外妊娠も心配だし、

稽留流産・化学流産かもしれない

わたしは検査薬を使ってみることを勧め、

その後の対応を考えることにしました。

このようなことは今、

全国で起きていると思っています。

彼女だけではありません。

でもこれは自分自身で防ぐこともできたのではないかと

わたしは思うのです。

だれもが医薬品に対するリテラシーを持っていたら

処方される段階でベストな判断をしたかもしれないと。

他に選択肢を持つことができたかもしれない。

断ることができたかもしれない。

セカンドオピニオンに頼ることができたかもしれない。

もしくは自己治癒力だけで

乗り越えることにしたかもしれない。

やはり、ここでも必要な情報を持っているか。

いかにじぶんの身体を信じる準備ができているか。

正しい薬の選択ができる知識があるかどうか。

いかに賢く、疑う目や頭を持っているか。

じぶんのからだに取り入れるものは

だれかに判断させてはいけない。

本当に身体に取り込んで良いものか。

特に女性は次につなぐ命が

どこでどのタイミングで育まれているか

わからないので、

だれかに委ねてはいけない。

そして最後に

検査機関や行政、病院は

組織を守るために必ず予防線を張っています。

どこも責任はとってくれません。

『説明しました。』

『同意書を書いておいてと言いました。』

『処方してほしいと言われました。』

と記録に残すはずです。

じぶんの身に触るもの、取り入れるものは

必ずじぶんで精査しましょう。

いま一度、

新薬を使うことに、覚悟はできているか。

命を落とすことがないように、

後遺症を残すことがないように、

薬剤リテラシーを持つ方が増えますように。