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マスク姿の大人しか知らない子ども

マスク姿の大人しか知らない子ども

【マスク姿の大人しか知らない子ども】

感染症が流行り出してから3年強。

暑くなり始め、ようやくマスクをしない人も

増えてきたように思います。

大人たちにとっては

数十年生きてきたうちの数年。

でも3年間、この期間に生まれた子どもたちは

お母さん・お父さん・兄弟以外の

顔を見たことがほとんどない。

スーパーで働く人

保育園の先生、近所のおばちゃん。

仲良くしているママのお友だち。

お姉ちゃんお兄ちゃんの友だち。

赤ちゃんにとって最初の世界は

お母さん、お父さん、兄弟とのやりとり。

家族が他者と関わる姿をみて

学習しているのが赤ちゃん。

どうも!って挨拶してみたり

ありがとうってしぐさを真似てみたり。

どーじょって物を差し出してみたり。

お父さんお母さんが

目の前でどんなやりとりをしているかを観察して

覚えていくことが3歳までの子どもは多い。

言語の発達していない幼少期は

声質や表情で読み取るのです。

そんな機会をことごとく失ってきた

コロナベビーと呼ばれる赤ちゃんたち。

このまま続けば本当に将来が心配である。

いいですか、

子どもたちの言語力や豊かな表情は

目の前で行われるやりとりが見本です。

奪い続けたらどうなるか、大人は想像しましょう。

顔半分が隠れた状態で

コミュニケーションに必要な情報を

読み取らなければならないのです。

マスクをしている医師を見て

泣いていた子供はもういなくなり、

いまはそれが当たり前、泣く子どもはほとんどゼロでしょうね。

言葉の発言、滑舌のよさ

大きな口の開け方、口角のあげ方

こういったことが未熟なお子さんが増えたならば

発語に関する問い合わせが急激に増えるでしょう。

マスク生活が実際にどんなふうに影響し

そのような結果を施すのかは

今まさにこの環境で生活している子どもたちを

見ていくしかわかりません。

どんな未来を想像しますか。

大人たちの行動は何十年先の未来までにも

影響しているのです。