【自発性だけでは子どもは育たない!?】
~しつけ=しかる?ほめる?~
言わなくても生きていれば
自然にできるようになることがあります。
例えば、扉をあけて外にでるとか
遊びたいものを出して遊ぶとか。
これらは教えずとも
勝手にできるようになりますが、
それは扉を開けたり
おもちゃを出すことによって、
自分の目的が果たされるので
やる意味が最初からわかっているんです。
その反対に
開けた扉をしめるとか
だしたおもちゃを片付ける動物はいません。
人間も動物ですから
自然に育むことができる行動と
自然に育むことのできない行為があるということなのです。
勝手に育たない行為については
大人が教えてあげるしかありません。
これを私たちは「しつけ」と呼んでいます。
おもちゃを出して遊ぶことに目的があるから
教えずともできますが
片付ける必要を子どもはしらないので
できるようにはなりませんね。
と考えると!
はやくしなさ〜〜〜い!
片付けしないと〇〇だよ〜!!
と大人は言い出しますが
子どもにはまったく伝わりません。
しつけは人に教えていくこと。
つまり一人のひとを
強化したり弱化させるアプローチのことです。
自発性を高める関わりがほめる。
自発性を弱める関わりをしかる。
とすると、
しつけはどちらの要素も
活用していくことが必要ですが
しつけ=叱るになっているときが多くないですか?
ほめることで
その行動を何度もとるように促すことができますし
しかることで
その行動を二度としないように意識を弱めます。
してほしい行動はなんども
ほめてみてくださいね!
そして自主性を育てるにはしかることも必要なんですよ!
定着するとその後は簡単。
頭の中で点と点がつながり
教えてもいないのに
それはいけないこととして判断したり
それはOKとして判断する
脳内ルールが固定化されます。
わたしが考える子育ての目的は、
他人に指示を仰がなくても考えて行動に移せる力の育成です。
だれかの作ったルールではなく
小さいころにうけた「しつけ」を基盤とし
その後はじぶんで
内面を強化していくこと。
それが子どもの独り立ちに
大きく関わってくるのです。