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すごいね~!ママ!ほめないで!理由があるから知っておいてね

すごいね~!ママ!ほめないで!理由があるから知っておいてね

【すごいね〜!ママ!ほめないで!理由があるから知っておいてね】

「ほめないで」

3歳の次女に増えたこの言葉

言われたことのあるママさんも

多いのではないでしょうか。

もくもくとお絵かきしていたもんだから

みてみて〜!と持ってきた絵に

自然とほめてしまうのは親の性だったりします。

ですがそんなときに

「ほめないで!」と怒られた経験はないでしょうか?

親としては子どもの能力をほめたくなりますが、

子どもたちの中には

親の知りえない脳の働きが起こっているのです。

「ほめないで!」

そういう言葉を言われたときには

子どもたちの頭の中で

【認知的不協和】と呼ばれる心理が

働いています。

これはじぶんの想像どおりの現実に

ならなかったときに感じる心の矛盾。

この矛盾を解消しようとして

「ほめないで!」という言葉が飛ぶのです。

親としては理解できないかもしれませんが、

子どもにとって好きなことを

好きに行動に起こることはとても自然なこと。

なので絵を描いたことに対して

「すごいね!」という誉め言葉は

実は必要がなかったりします。

ですが、親はつい出てしまう褒め言葉。

3歳くらいの「認知的不協和」を自覚する。

子どもたちにとって

「すごいね」「えらいね」「上手だね」は、

禁句であり、逆効果になることも多々ありますよ!

結果どういう脳の働きになるかというと

「不協和」を解消しようとして

【好きだから描く】のではなく

【褒められたいから描く】に

無意識に解釈が変わってしまうのです。

教育心理学では知られていることですが、

「行為」そのものをほめることは

そんなに必要ではありません。

出来上がった、形になったものを

褒めることでお互いの中間をとることができます。

「ママはこの絵が好きだな〜」

「ずっと飾っていたいな〜」

こんな言葉をかけてみてください。

わが子が産みだしたもの

そのものを認める言葉が

なにより子どもの喜びとなります。