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培え!腸内環境は3歳まで。消毒のワナ。幼児期までに細菌と触れ合う理由

培え!腸内環境は3歳まで。消毒のワナ。幼児期までに細菌と触れ合う理由

【消毒のワナ①】

『子どもを守るために』と

せっせと除菌・抗菌に励んでいるママもいるでしょう。

しかし、最新の研究では、

幼児期に土や動物と触れあって

細菌を体内に取り入れた方が

アレルギーや肥満に

なりにくいことがわかっています。

花粉症やアレルギー、

肥満などの病気が

腸内細菌と関連していることは

みなさんも知っていますね?

だから

ヨーグルトやキムチや麹を

みんなが取り入れたがっているのです。

でも、どうして『菌』を排除する動きを

やめられないのでしょう?

昔はおしぼりだったのが

いまでは除菌が一緒にできるウェットティッシュです。

こどものおしりふきも除菌成分配合です。

台拭きも、いつのまにか除菌スプレーです。

ただ水分で拭き取ることだけでは、

不十分に感じるそれは、

菌がうじゃうじゃいるテーブルや手を

CMでイラストにしているから。

『うわ〜汚い!』がインプットされただけのことで

人間はそもそも微生物の集まりだから。

腕や頭皮、頬や脚にも

たくさんの微生物が付着しています。

細菌はじぶんの身体や家の中にないもので

腸内には特別にいていいもの

⚠️ではないですよ!

大人1人には少なくとも数十兆個の細菌がいます。

これを全て洗い流そうったって無理なのです。

あきらめましょう。

ママがイメージする【手洗い】

あれは医師が手術を行う前にする手洗いの手順で

この手洗いは手の常在菌も流す洗い方です。

それでも手の菌をゼロにすることは

不可能ということまでわかっています。

2004年にアメリカで行われた研究では、

A:ハンドソープ・抗菌洗剤を使う家庭

B:殺菌成分の入っていない日用品を使う家庭

AとBを比較したそうです。

その結果、48週にわたって咳・鼻水・喉の痛み

発熱、嘔吐、下痢などの感染症の症状に

発症率の差はなかったということです。

過度な消毒があまり効果的でないことは、

この3年でよーくわかりました。