【親が子を中傷する、人生への影響】
罵声を浴びせることの影響は計り知れない。
あなたは子どもに
馬鹿なんだから、頭悪いんだから
不器用なんだから、可愛くないんだから
罵声を浴びせたことはありますか?
例えばこれが椅子であったとしよう。
椅子に向かって『醜い椅子だ』と訴えても
椅子にはなにも起こらない。
椅子は慰めされることもないし、
困ることもない。
どんな形容をされようが椅子は椅子であり続ける。
けれど、子どもは
可愛くないとか馬鹿だとか、不器用だとか言われると
心や魂に変化が起き恨みや怒り、
悲しみや憎しみの感情が湧き上がる。
持って生まれたエネルギーや存在価値を否定されたことから
復讐心や妬み感情を抱いた結果、
やっかいな行動が日常に出てくるようになります。
★『不器用すぎてうまくいかない子の心理』
”不器用” だとレッテルを貼られた子は、
『不器用なんかじゃない!』と口答えするかもしれないが、
言われ続けるとそう信じてやまなくなる。
何かに躓いた時、
じぶんに向かって『不器用だからうまくいかないんだ』と
叫び出します。
それ以降、器用さが求められることからは、
避けるようになるかもしれない。
★『挑戦を怖がる子どもの心理』
親や先生に『頭が悪い』と指摘されると
どうなるでしょうか?
バカが丸出しになることはしないでおきたい
この心理に結びつきますよね。
知的な努力を諦め、
他人と比較される事象からは遠ざけるようになり
競い合うことは避け始めます。
【挑戦しなければ失敗もない】
そんなふうに考える子どもが
増えると思いませんか。
この破壊力を大人はどれだけわかっているだろうか。
どもたちはこうした親の言葉を真に受ける。
親の言うことを聞きながら
じぶんがどんな人間で、
何になれるかを推し量りながら生きている。
自分が価値ある人間である感覚を育むためには、
じぶんについての肯定的な言葉を
直接、または間接的に聞く必要がある。
日本の母親は、
大きな声でけなすが、小さな声で褒める。
日本の教育は、
悪いことはこまめに共有するが
良いことはおまけついでに共有する。
子どもにとってそれが
どれだけ皮肉なことか大人は気づくべきだ。